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胸郭出口症候群

  • yamanehari770
  • 5月3日
  • 読了時間: 3分

胸郭出口症候群は、首の付け根から胸にかけての狭い空間(胸郭出口)で、神経や血管が圧迫されることで起こる症候群です。

主な原因

胸郭出口が狭くなる原因は様々ですが、主なものとして以下のものがあります。

  • 骨や筋肉の異常:

    • 頸肋(けいろく): 首の骨(頸椎)から余分な肋骨が生えていることがあります。

    • 第1肋骨の変形や癒合: 第1肋骨の形が通常と異なっていたり、鎖骨と癒合していたりすることがあります。

    • 斜角筋の肥大や緊張: 首の筋肉である斜角筋が過度に発達したり、緊張したりすることで、神経や血管を圧迫することがあります。

    • 鎖骨下筋の緊張: 鎖骨の下にある鎖骨下筋が緊張することで、神経や血管を圧迫することがあります。

    • なで肩: 肩が下がり気味の体型の場合、鎖骨が下がり、肋骨との間のスペースが狭くなることがあります。

  • 姿勢の問題:

    • 長時間のデスクワークや猫背: 悪い姿勢が続くことで、首や肩周りの筋肉が緊張し、胸郭出口を圧迫することがあります。

    • 重い荷物の運搬: 重い荷物を肩にかけることで、鎖骨や肩甲骨が下がり、胸郭出口が狭くなることがあります。

    • 腕を上げる動作の繰り返し: 野球、テニス、バレーボールなどのスポーツや、手を高く上げる作業(洗濯物を干す、電球を交換するなど)を繰り返すことで、胸郭出口で神経や血管が牽引されやすくなります。

  • 外傷:

    • 鎖骨や肋骨の骨折: これらの骨折が治る過程で、神経や血管を圧迫する可能性があります。

    • むち打ち損傷: 交通事故などで首に強い衝撃を受けると、首周りの筋肉や靭帯が損傷し、胸郭出口症候群を引き起こすことがあります。

  • その他:

    • 腫瘍: まれに、腫瘍が胸郭出口の神経や血管を圧迫することがあります。

主な症状

圧迫される神経や血管の種類、程度によって症状は異なりますが、一般的に以下のような症状が見られます。

  • 神経性の症状:

    • 腕や手のしびれ: 特に、小指側や手のひらに起こりやすいです。

    • 腕や肩、首の痛み: 鈍痛、鋭い痛み、重だるい痛みなど、様々な種類の痛みがあります。

    • 手の筋力低下: 物を持ちにくい、握力が低下するなどの症状が出ることがあります。

    • 細かい作業の困難さ: ボタンをかける、箸を使うなどの細かい作業がしづらくなることがあります。

    • 冷感: 腕や手が冷たく感じることがあります。

  • 血管性の症状(比較的まれ):

    • 腕や手の血行不良: 腕や手が白っぽくなったり、青紫色になったりすることがあります。

    • 脈拍の減弱または消失: 鎖骨の下などで脈が触れにくくなることがあります。

    • むくみ: 腕や手がむくむことがあります。

    • レイノー症状: 冷たいものに触れた際に、指先が白くなったり、青くなったりすることがあります。

症状は、腕を上げたり、特定の姿勢をとったりすることで悪化することがあります。また、夜間や朝方に症状が強く現れることもあります。



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